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2017長崎原水爆禁止世界大会に参加して  

[2017.09.14]

 

今年7月7日、国連会議にて、人類史上初めて、核兵器を違法化する、核兵器禁止条約が、国連加盟国の3分の2の122か国の賛成で採択されました。70数年間唯一被爆国である私たちにとって、世界人民にとって大きな喜びでした。

 その直後の記念すべき世界大会に、ヘルスコープまった地区から代表派遣の一員として送り出して頂き有難うございました。ハードなスケジュールでしたが、充実した三日間でした。

開会総会では、本会場に入ることが出来ました、6,000人が見守る中、中満泉国連軍縮問題担当上級代表が「被爆者のみなさんの長年の取り組みが結実した」と発言され、私は20歳のころ3,1ビキニデーに初参加以来、長年平和運動に関わってきましたが、感動で胸がいっぱいになりました。被爆者の方たちの発言も感動的でした。

後日、新聞で、唯一の被爆国の日本の首相安倍が被爆者代表の要望を聞く会で、核兵器禁止条約の採択に日本政府が参加しなかったことについて、被爆者代表が「あなたはどこの国の総理か」と強い口調で発言されたことを知り、その通りだとあらためて強い怒りを感じました。

2日目は、動く分科会「佐世保基地調査行動」にヘルスコープ代表団は  参加しました。

 湾内を船での視察は、初めてで、地元の平和委員で市会議員の方の詳しい案内で、佐世保湾の海上・海中の80%は米軍が支配しており、多数の軍艦・弾薬庫・燃料タンク・思いやり予算で作られた米軍住宅や学校等、鉄条網で囲まれ立ち入り禁止の掲示板が至る所にあり、ここは、いったいどこの国なのかと思いました。

 3日目は、当初みんなで平和公園へ、皆さんから寄せられた「折鶴」「寄せ書き」を献花する予定でしたが、あいにくの雨で、岡本団長に託し他の私たち代表団は閉会会場へ、

7,000人の参加者で、午前11時2分黙とう

 各各国代表、被爆者、各地域代表等の感動的発言のあと、アッピール、行動提起、最後はみんな輪になっての歌声、感動的なフイナーレでした。

 核兵器禁止条約から廃絶へ、「ヒバクシャ国際署名」をすすめ、条約に賛成する政治を目指して、声を上げていかねばと強く感じました。

 

横南支部 飯阪 健一

 

 

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