インフルエンザワクチンと卵アレルギー
9月だというのに真夏の暑さが続いています。とはいえ少しずつ季節は進んでいます。
まった生協診療所でも今年度のインフルエンザ予防接種のご予約の受付を開始しました。
接種は10月1日より可能です。
インフルエンザワクチンの問診票に「卵アレルギーといわれたことがありますか」という項目があります。
卵アレルギーだと何か問題があるのでしょうか?
これは、ワクチンを作る過程に関係があります。
ワクチンを作る時には、少しのウイルスを卵をつかって増やします。増えたウイルスを薄めてワクチンができるのですが、このワクチンにはウイルスを増やす時に使った卵のたんぱく質が混ざっています。
それで、卵アレルギーの方に接種した時に、激しいアレルギー反応がおこることが心配されます。
全ての方に起こるわけではありませんが、特に初めての接種の時には気を付けなければいけません。
まった生協診療所では、3歳以上のお子さんのインフルエンザワクチン接種ができますが、普段は小児の診療を行っていないため常備しているアレルギーショックに対応する薬は大人用のみとなっています。
そのため15歳までのお子さんで卵アレルギーのある方については小児科などアレルギーショックに対応できる医療機関での接種をお勧めしています。
卵アレルギーがあるからと言ってワクチン接種が出来ないわけではありませんので、医師の診断を受けましょう。